全件表示TopRSSAdmin
information

    『豆腐小僧』 概要
        2012年9月末日をもちまして閉店させていただきました。 永のご愛顧ありがとうございました。     



スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

_____________________________________________________________

-- : -- : -- | | page top↑
春の鬼
2012 / 02 / 24 ( Fri )
春と言うには、まだ少し早いこのころ
日差しはだいぶ明るくなったようだが、
西から吹き付ける風は、まだまだ冷たい

浅い川は、春らしい光を受けてきらきら輝き
真冬の流れよりも、心なしか小躍りしながら走っている

川に点在する大きな岩やその周りの石に
冬の名残の雪が凍りついて、洟垂れのようにつららを伸ばしている

輝くしずくを川の水面にたらしながら、凍った雪が溶けてゆく
雪に閉ざされて音のなかった川には、さらさらと水の走る音が
聞こえ始める

あたりは春の日差しで明るいけれど、まだまだ寒い

それでも、確実に時は移ろいゆく

冬の間、不機嫌そうに暗かった雪雲も
春の太陽を透かし始めて、柔らかい光をまとっている

西の空だけが、恨めしそうに重たい灰色の雲をたなびかせている
そちらからは、未だ地上には到達していない
激しい怒りのような雷と、絶望の渦巻くような風が
ごうごうと音を響かせて、天を支配している

あの雲にいる、春来る鬼

季節の移ろうわずかな隙間

鬼が顔をだし、眠った大地を揺さぶり起こす

雪の布団をかぶって長い沈黙についた大地は、
天からの痛みと衝撃に眠りを遮られ、ようやく命をはらむ準備が整う


雷雲を引き連れて、稲妻を轟かせ
ありったけの荒ぶる魂を、
ぬかるんでほぐれた大地に容赦なく突き刺す

大地と天の交わり




荒ぶる春の鬼の役割




スポンサーサイト

_____________________________________________________________

13 : 16 : 57 | トラックバック:(0) | コメント:(2) | page top↑
<<はしご酒終了 | ホーム | 如月 戎の怪>>
コメント:
----

亀しゃん、とどろくのは雷鳴だよ。
稲妻は光るんだよ。
by: Mimi * - * URL * 2012/02/27 * 00:33 [ 編集] | top↑
--Re: ミミちゃん--

あー、さいさい・・・・
by: 豆腐小僧亀 * - * URL * 2012/02/27 * 23:41 [ 編集] | top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:
トラックバック URL
http://tofukozokame.blog.fc2.com/tb.php/183-c83b7f0a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。